こんにちは!薬剤師の齋藤です。
7月になり、暑い日が続いていますね。
夏になると虫が増え、虫刺されによる痒みや腫れなどの皮膚トラブルが増えます。
夏はアウトドアなどで外にいる時間が増えるので注意が必要です!
今回はそんな虫刺され対策についてご紹介していきます。
虫よけ方法
服装は肌の露出が少ない服を選びましょう。
ただ、夏は暑いので薄着になることが多いですよね・・なので外に出るときは虫よけスプレーの活用をおすすめします。
虫よけスプレーの成分にはディートやイカリジンといったものや天然由来成分のハーブがあります。
ディートが含まれたものは商品によって年齢、使用回数に制限があるのでよく確認してください。商品によって効果が続く時間や、効果のある虫が違うので、説明を読んでから使用しましょう。
また、家に虫が入ってこないようにするための虫よけグッズの使用もおすすめです。
スプレータイプや起き型、窓に吊るすタイプなど様々な商品があるので、活用してみてください。
虫に刺されてしまったら
市販薬で様子をみるか、痒みや腫れが強い場合は医療機関を受診してください。
市販薬を数日~1週間程度使用しても良くならない、悪化する場合は医療機関を受診しましょう。
蜂などに刺されるとまれにアナフィラキシーショックを起こす場合があるので、皮膚が赤くなる、息苦しくなる、気分が悪くなるなどの症状が現れるようならすぐに受診してください!!
刺された所を搔いてしまうと、傷になりそこから細菌が入り化膿してしまうことがあるのでできるだけ搔かないように我慢しましょう!!お子様が我慢できず搔いてしまう場合はパッチタイプの貼り薬もおすすめです。
市販薬はどれを選べばいい?
市販のお薬はたくさんあり、どれを使ったら良いのか迷ってしまいますね。
市販薬に含まれている主な成分には、抗ヒスタミン・ステロイド・抗生物質があります。
抗ヒスタミン:痒みを抑える効果があります。
(ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミンなど)⇒痒みがある場合
ステロイド:炎症を抑える効果があります。成分によってお薬の強さが異なります。
(プレドニゾロン、デキサメタゾン、ヒドロコルチゾンなど)
⇒強いかゆみや、腫れ、赤みが強い場合
抗生物質:化膿するのを抑える効果があります。
⇒掻き傷ができてしまった場合
痒みの強さや腫れ、使用する部位、年齢など、症状に合わせてお薬を選びましょう。
分からないことがあればお気軽に薬剤師までご相談ください。
まだまだ暑い日が続きますが、熱中症や虫刺されに気を付けながら夏を楽しみましょう♪