こんにちは!
今日はみなさんからよくご質問がある、小さいお子様向けのおすすめのお薬の飲ませ方についてお話させていただきます。
今日は粉薬(抗生物質)と目薬についてお話いたします。
●粉薬
通常、お薬はお子さんが服用しやすいように甘い成分でコーディングされています。そのコーティングは胃酸に触れることではがれ、お薬の成分が出てくるように工夫されています。コーティングされた薬をそのまま飲むことができれば甘く感じますが、口内に長く残った場合や、水などに溶いて時間がたった場合はコーティングが取れて苦くなります。また、酸性のものに触れるとすぐにコーティングが取れてしまうので、スポーツドリンクやジュース、ヨーグルト等に混ぜると、極めて苦くなります。
※特に、抗生物質の中でもマクロライド系の薬(クラリスロマイシンやジスロマック)は酸性の飲み物(スポーツドリンクやジュースやヨーグルト等)と混ぜると苦味が極めて強くなるので注意が必要です。
お水で飲めない場合は、アレルギーがなければアイスやチョコレートクリーム、コンデンスミルク等に混ぜると比較的飲みやすくなると言われています。また苦いお薬や抗生物質にはおくすり飲めたねのチョコ風味もおすすめです。
●目薬の点眼方法
目薬を嫌がり目を開けることすら嫌がるお子さまには、あおむけに寝て目を閉じた状態で、目頭に目薬を落とし、まばたきをすれば、自然に目に流れていきます。ただし、目薬をさす前には必ず目頭の皮膚をきれいにしてください。また、目薬の容器の先が目の表面に触れないように注意してください。お子さんが泣いている最中は、涙で流れてしまうので、点眼を避けてください。