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熱中症を予防しよう!【薬剤師ブログ10回目】

こんにちは。汗ばむ季節になってきましたね。

今回のテーマは熱中症です。

どんな症状がでる?

熱中症の症状は、汗をかいて水を補給することで電解質の濃度が足りなくなり痙攣やこむら返りが起こる熱痙攣、血管が広がることによって眩暈や失神が起こる熱失神、脱水症状が進行して倦怠感、頭痛等が起こる熱疲労、体温が上昇して意識障害等を伴う熱射病の4種類に分類されます。熱痙攣、熱失神、熱疲労、熱射病の順で症状が深刻になります。

熱中症の原因

熱中症の原因は、運動や暑さで上がった体温の調節の時に汗で水分や塩分が消費され、体の中の水分、電解質バランス、血流に異常をきたすことで起こります。運動している時だけではなく、室内での作業中などにも起こることがあります。プールの中でも、気づかない間に汗で水分が失われているので注意しましょう。梅雨明けから増加し、気温が30度を超える日は特に注意が必要です

症状が起こったときは

熱中症が疑われる場合は、涼しい場所に移動して体を冷やしましょう。水分を摂取できる場合は水分補給を行います。ナトリウムが100mlあたり40〜80mg含まれているスポーツドリンクがおすすめです。自力で水分補給ができなかったり、休んでも回復しない場合、意識がない場合は医療機関を受診してください

熱中症を予防するために

熱中症を予防するためには、こまめに水分、塩分を補給することが大切です。

お茶やアルコールは利尿作用があるため水分補給には適しません。お茶やコーヒーの飲みすぎはよくありません。適度な塩分濃度の経口保水液やスポーツドリンクなどの飲料を選びましょう

室内にいる場合でも湿度が高かったり、風がない部屋で過ごしていると熱中症を起こすことがあります。風通しを良くする、エアコンや扇風機を使う、こまめに水分を補給するようにして予防対策をしっかりと行いましょう。